Turkish Roses
土曜日、HTさまと新宿で。

本日の目的は二つ!

・東京ジャーミィに行くこと。
・トルコ料理を食べること(´q`)

ちっちゃかわいいマトリックスみたいな格好のHTさまと、
いざ代々木上原の東京ジャーミィへ。
 http://www.tokyocamii.org/#giris

生まれて初めて目の当たりにしたモスクは、
普通の大通りに尖塔を覗かせていた。

丁度行った時間は礼拝中で、
彫が深いおじさまに連れられた子供が絨毯の上でごろごろ…
かと思えば見よう見まねで礼拝する姿も。

徐に始まった礼拝。
唱えられたコーランの節がモスクのドームを巡る。
スカーフをかぶり、目を閉じると、
それは広大な草原の向こうから来た風だった。
日本の読経が地面から湧いてくるようなのとは全然違う。

ステンドガラスは美しい光を宿し、ドームは天上に憧れる。
それはどこかで見たキリスト教の教会のようで、
地続きの大陸と、そこで聖戦という名の侵略を続けてきた両者を思う。

印象に残ったのは、カリグラフィーと花の絵。
神の言葉として惜しみなく飾り立てられるコーランの文字は、
教会をぐるりと囲んで、明りをも照らしていた。
イスラームならではの緻密な緻密な絵は、どれも近くで見るほど目眩がする。
特にバラや、キクのような花がいたるところで咲いている。
極彩色にして、いつまでも褪せることのないトルコのバラ。

一日五回の礼拝をする彼らにとって、
生活することそのものがイスラームとしての実践なのだろう。
モスクに集う人々は、どこか憩うような雰囲気も持っていた。

…しかし、すんっっっげー寒かった(´へ`)寒かった…
そんなこんなで夕暮れ時の風に首を沈めながら向かったトルコ料理屋さん。

旨かった!
特にトマトとヨーグルトのソースに乗った小さな餃子「マントゥ」と、
「シシケバブ」(仔羊肉のケバブ)。
肉食むき出しでバクバク食べてたらHTさまに
「食べてイイヨ~( ̄ω ̄;) 」といっぱいもらってしもうた;

あまりタッタカ話せるほうでもなく、相変わらず挙動不審人間100%だったのですが、それでもお話してもらったりだべったりホントに楽しい一時でした…!

今度はぜひ川崎で☆(←いきなりの私信)

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…久しぶりに書くと色々ガタきてんなぁ (´・ω・`)
ホントは私だって木村さんの好きなキャラベスト10とかやりたいわ!キーー!!
 

Murs, ville

Et port,

Asile

De mort,

Mer grise

Où brise

La brise

Tout dort.



Dans la plaine

Nait un bruit.

C’est l’haleine

De la nuit.

Elle brame

Comme une ame

Qu’une flamme

Toujours suit.



La voix plus haute

Semble un grelot.

D’un nain qui saute

C’est le galop.

Il fuit, s’élance,

Puis en cadence

Sur un pied danse

Au bout d’un flot.



La rumeur approche,

L’écho la redit.

C’est comme la cloche

D’un couvent maudit,

Comme un bruit de foule

Qui tonne et qui roule

Et tantot s’écroule

Et tantot grandit.



Dieu! La voix sépulcrale

Des Djinns!(Quel bruit ils font!)

Fuyons sous la spirale

De l’escalier profond!

Déjà s’éteint ma lampe,

Et l’ombre de la rampe..

Qui le long du mur rampe,

Monte jusqu’au plafond.



C’est l’essaim des Djinns qui passe,

Et tourbillonne en sifflant.

Les ifs, que leur vol fracasse,

Craquent comme un pin brulant.

Leur troupeau lourd et rapide,

Volant dans l’espace vide,

Semble un nuage livide

Qui porte un éclair au flanc.



Ils sont tout pres! … Tenons fermée

Cette salle ou nous les narguons

Quel bruit dehors! Hideuse armée

De vampires et de dragons!

La poutre du toit descellée

Ploie ainsi qu’une herbe mouillée,

Et la vieille porte rouillée,

Tremble, à déraciner ses gonds.



Cris de l’enfer! voix qui hurle et qui pleure!

L’horrible essaim, poussé par l’aquillon,

Sans doute, Ô ciel ! s’abat sur ma demeure.

Le mur fléchit sous le noir bataillon.

La maison crie et chancelle penchée,

Et l’on dirait que, du sol arrachée,

Ainsi qu’il chasse une feuille sechée,

Le vent la roule avec leur tourbillon!



Prophète! Si ta main me sauve

De ces impurs démons des soirs,

J’irai prosterner mon front chauve

Devant tes sacrés encensoirs!

Fais que sur ces portes fidèles

Meure leur souffle d’étincelles,

Et qu’en vain l’ongle de leurs ailes

Grince et crie à ces vitraux noirs!



Ils sont passés! Leur cohorte

S’envole et fuit, et leurs pieds

Cessent de battre ma porte

De leurs coups multipliés.

L’air est plein d’un bruit de chaînes,

Et dans les forêts prochaines

Frissonnent tous les grands chênes,

Sous leur vol de feu pliés!



De leurs ailes lointaines

Le battement décroit.

Si confus dans les plaines,

Si faible, que l’on croit

Ouir la sauterelle

Crier d’une voix grêle

Ou pétiller la grêle

Sur le plomb d’un vieux toit.



D’étranges syllabes

Nous viennent encor.

Ainsi, des Arabes

Quand sonne le cor,

Un chant sur la grêve

Par instants s’élève,

Et l’enfant qui rêve

Fait des rêves d’or.



Les Djinns funèbres,

Fils du trépas,

Dans les ténèbres

Pressent leur pas;

Leur essaim gronde;

Ainsi, profonde,

Murmure une onde

Qu’on ne voit pas.



Ce bruit vague

Qui s’endort,

C’est la vague

Sur le bord;

C’est la plainte

Presque éteinte

D’une sainte

Pour un mort.



On doute

La nuit......

J’écoute:

Tout fuit,

Tout passe;

L’espace

Efface

Le bruit.


「Les Djinns──Les Orientales、1829」Victor Hugo
 
  昨日聞いた詩の朗読があまりにも素晴らしかったのでその記念。
   しかし内容はとんちんかーん…   


昨日はHTさまと夜の新宿へ。
待ち合わせ段階で人が多すぎて怯む。

「ヒ、ヒトガイッパイイル・・・」と心の中で思っていると、
「よっ!!」てな感じで上目づかいのかわいらしいHTさまが(´∀`*)キター!! ←


まずは沢山の人に揉まれつつフラフラ後をついていって、
新宿の伊勢丹へ香水のブースへ。

普段香りを自分に身につける習慣がないもんで、
ああいう場所にいるだけで舞い上がり気味でしたが;
すっごい楽しかった~…

香水の名前と説明書きを読むだけでも楽しい。
調合した人のイマジネーションの結晶を身に纏うこと自体が面白いし、
そこに自分のインスピレーションがどんな風に共鳴するか感じるのも面白い!

ある人の後ろ姿がよぎったり、行ったことない景色が立ち上ったり…
そしてあらゆる香りを嗅ぎまくっておいて帰る2人組v

一番自分にしっくりきたのは、
エン・パッサンというもの。

一番印象的だったのは、
ゲランの目も眩むような香水たち、とブースのオネーサマと盛り上がるHTさまw


全然知らない世界からのぼせ気味に外へ出て、
またフラフラ後を追いながら台湾料理屋さんに。

初めて飲んだ台湾ビールと料理と、
狸師匠のお話などで盛り上がりつつvかなり満腹なまま珈琲店へ。

リアルでは初めてお会いしたのに、
まったり肩ひじ張らず、色々お話できてよかった~!
木村さんの話は、ギュッとまとめても20分ぐらいしかしてないけど、
 (しかも南極大陸のアレな話が割合高w)
お腹いっぱい胸一杯で遊ばせていただきました…

帰る時までいらん心配をおかけしてしまったのですが;
今はいただいたLucky Scent の封を開けて浸っています。

 シャワーを浴びても、手首にかすかに残る香りに満たされる。
 そんな素敵でしやわせな一夜なのでした。
 
ここ一年の貧弱読書傾向を見るに、
 ひとつの事物-真実、事実と思われていることが、
 ただ単に「思われている事」しかないのだと、
 そういうことを考える本が多かった。

「アメリカ」がベトナム戦争をどう経験していたか。
帰還兵、捕虜、その家族、徴兵逃れの若者、国家としてのアメリカ、アメリカ人。
彼らが「ベトナム戦争」をどう語ってきたのか。目を逸らしつづけてきたか。
そして外から・現在から見た「アメリカ」像を崩しながら、生々しい個々が喘いだ時代を追っていく。
 どこまでも再分化され、危うい熱狂と郷愁でしか繋がれない神の国の民の物語。

「アメリカはこの戦争に勝ったのか?」
 帰還兵・捕虜の述懐、雑誌のイメージング、テレビの演出、映画、
 戦場写真、迷彩服、ヘリコプター、慰霊のモニュメント・・・

 それらすべてが「特殊戦争」を記号化定型化し、
  戦時中にはなんとかやりすごすために、
  戦後はばらばらになった「自分たち」の傷を癒すための方法になった。
 
本の中では個々の表象についてできるだけ多面的・具体的に文脈を解いていく。
ベトナムの大河のように底知れない流れの中に巻かれるのを自覚しながら、
それでも著者は冷静に綴っていく。

こういうのを読むたびに、「アメリカの異常」を思ってしまう。
そして、現実と、それに向きあわざるを得ない局面に置かれた、
この中にいる誰のことも「間違っている」なんて言えないのだとも。
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私が物心つくかつかないかの頃、
テレビに青白く、強く輝く流れ星が元気に飛び回っていた。
それが湾岸戦争の爆撃だと知ったのはずっと後の事。

 「すごくきれい」と思った自分は間違ってたのか?

人を否定したり肯定したり、拒絶や迎合を使い分けること自体を、
一段高いところから批評するなんて真似はしたくないし、きっとできない。

だからせめてできるだけ鋭敏に、素直に、自分の判断として経験を背負いたい。
誰かのせいにできるような解釈なんてくそくらえ、です。

⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン

 …サムスギルッッ!(脂肪襦袢が守ってくれない…泣)

 昨日の夜。
 実家から戻った妹さんを駅までお迎え。

 2人でほとほと歩いていると、すっかり虫の音が秋。
  「あ、金木犀…」と妹さん。

  夜の闇に溶けて、覚めるような夢の中へ。
  ああいう感覚をだれかと共有できた瞬間て好きだな~・・・
  
 そして、安かった鶏の手羽先を大量買い!
「手羽先&玉ねぎのジンジャエール煮」…旨し(´v`)

 薄い毛布を出して、窓を叩く風の音を遠くに聞きながら眠りの中へ。
 
   とりとめのない一日だけど、それでも機嫌良くやれてますv
 
うへー久しぶりですぅ…(こそこそ

最近は暑くていてもたってもいられずベッドから這い出す始末ですが、
みなさまいかがお過ごしですか!?

私はと言えば、
 日曜の昼下がり、急にぽっかりできた暇で「三渓園」に行ってまいりましたー。
 http://www.sankeien.or.jp/

 もうね…
 着いた時にはカメラの電池も携帯の充電も切れた破れかぶれ状態で;
 手元に何の思い出もないのが悲しすぎますが!
 (ミス・ノープラン此処に極めたり…ふ…)

 原三渓という凄まじく金持ちで趣味の良い変態さんが
 文化財級の茶室や御堂、果ては三重塔まで移築しまくった庭園なのです。
  織田有楽斎だの春日局だと秀吉だの錚々たる謂れの建造物あり、
  白川郷から買い取った合掌造の住宅ありとエライことになっとります。

 それぞれが一々いいんですよねー…
 手水鉢の細工がちょっとオリエンタルちっくだったり、
 襖の引手が葵の葉を象ってたり…

 一番溜息がでるのがすべて園のなかで一つの空気を織りなしている事。
 
 色々な高さの松や(開園当初はそんなになかったらしい)
 まだ青い実をたわわに下げる藤だったり、
 ささやかな花を咲かせる蔓性の植物が、貴種のものだけが持てる野放図さ。
 
 そして、蓮池、睡蓮の池。
 …すげーっす…

  夕方前に着いたのもあってそれほど見られないかなーと思ったのですが、
  もうもうもう、あんなに植物に圧倒されたのも久しぶりでした。

 人の背をゆうに超す丈、青したたる太い茎、葉、
 そして美しい手を重ねたような蓮の花…

 本当に夢みたいな嘘みたいな、そんな風景。

 泥の中からすっくと天を指すその姿は、
 儚さではなく神々しい強さを思わせる。

 花も緑も水も、虫も鳥も。
 その全てがのびのびと大らかに存在してる、静かで素敵な空間でした。

 さっすが、道楽を極めた御方の庭園でござらしたv
  おなかいっぱーいv 

 
あの日。

 2001年9月11日。

 1963年6月11日。

私たちは何を感じることができたのだろう。
その焔と埃と熱風のただ中に、確かにいた者の正体は永遠にとらえられない。

 宮内氏はかつて宗教の自由を求めて焼身自殺したベトナム僧「X師」の足跡を追う。

  蓮の花、むせかえるようなヒトの匂い。
  性欲と聖なるsacrificeと。

 X師と、彼をburning service へと向かわせたものを求めて、
 炎に導かれる虫のように追い続ける。

X師を知る人はみな口々に「彼はブッタの生まれ変わりだった」という。
だが、人間としての彼は? なぜ人間としての彼を誰も語らないのか?

 文章はベトナムの熱と匂いのなかでゆらめいて、現実と幻想の間を行き来する。
 けれどこの本のなかではそのどれもが、彼の事実として強烈に入ってくるのだった。

 X師の焼身自殺があの日ごうごうと世界を照らし、
 ツインタワーの粉塵が彼らの目を曇らせたように。

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 この本で宮内氏の掴みたい「人間」というもの。

 ガンジーが老年、裸の女弟子たちを纏い寝ていたように。
 一方で、法華経のなかにある献身の修行僧たちのように。

 生臭く「正義」も「真実」も溶かしてしまうような人間の本性に、私はたまらなく惹かれる。

 

たくさん

2011年6月3日 memo
おっさんモヘを叫んだところで終わっていた平和脳内の持ち主です♪

私は子供もいないし、未来とか壮大すぎるスケールのことを考えることはあまりない。
今でいっぱいいっぱいだしな!

 でもさ、これじゃ未来の人たちに無条件に借金と絶望背負わせることばっかだよ。
 そりゃー「最近の若いもんは」萎んでくわ!
 ほんやくこんにゃくがほしいくらい、何言ってんのかわからなくなる。
 
 勇気りんりん、明日の朝日を夢見て、ちゃんとイマを歩いていきましょー。




Spring out

2011年4月22日 memo
Spring out
Spring out
Spring out
「いそがしい~!」などと言っているさなか、ぽかんとできた暇な昼。
近くに市の緑地があるのを思い出し、
自転車でふらっと行ってきました。

さほど混みあった場所なわけではないはずなのに、
緑があると不思議と静か。
香りとにおいと、音と光が溶け合って、
そして丁度今、春と夏を混ぜ合わせるパレットになっていた。

銀河に散らばる星のように群生するハナニラ
 (しかしにおいは強烈だ)、
強さを増してきた光を跳ね返すほどに硬さを帯びはじめた木立、
タンポポ、ホトケノザ、オオイヌノフグリ…

まだやわらかい嬌声のするほうでは、幼稚園児がお散歩休憩で花と戯れている。
組別にピンク、黄色、白と帽子が芝生の上に揺れている様子は、
歩道の脇に植えられたチューリップと似ていて。

花房の重みのままに枝ごと落ちた八重桜と遊ぶ猫。
我関せずの鳩一味。
蜂も、人も。


春は気持ちがざわざわとむず痒くなる季節でもある。
その瞬間の、心を打つ美しさをためらいもなく脱ぎ捨てて、そして…


ここに来て書くのは久しぶりだな~と他人事のように呟く。

この一か月あまり、自分と周りの両方の変化が激しくて、
同時に動いてるもんだからノルタルジーも気忙しさもそれほど感じず。

「ぱっ」と顔をあげてみれば、春うらら。
薄紅や黄色が囀る時期はとうにすぎて、濃い緑の気配がそこらかしこに。


人が一歩先に進めたのを見届けて、すこし泣きそうになる。
だんだんと手がかからなくなって片付いていくと笑う母と、
いつの間にかとうに背丈を抜いている私たち。

料理の味や掃除の手順にしっかり母流が染み込んでいる妹に、
ほほえましくもたくましさを覚えながら…
彼女の決めて歩む道に幸せが多くありますようにと願う夜でございます。
(というか私のほうが適当でうだつが上がらないんですけどね~・笑)


昨日の疲れで起きたのが昼前。
お風呂に入ろうと思いつつグダグダして、お昼すぎにようやく入った。

栓を抜いてとりあえずタオル巻いて、湯船を洗おうとした時。
「ブチン!」と音がしてから部屋が建物ごと揺さぶられて、
洗濯物干して(花粉症なのに)そのままにしてたベランダの窓が全開に。
尋常じゃない感じがして思わず玄関のドアを開けた。

電信柱も揺れて、向かいの家の鉢植えが横倒しになってる。
それを見届けてもまだ揺れてる。
「怖い」
と思うがまだ自分はバスタオル一丁…
普段じゃあり得ない速度で出られる格好になり、洗いざらしのまま髪を括って外へ。
(ドライヤー動かないからね)

連絡をとってみても、全然つながらない携帯のワンセグを見始めた。
ちょうど津波が着岸するところ。
こんな離れたところでも怖いのに、これが同じ日本のリアルタイムなんだ。
信号が灯かない、コンビニで携帯充電器が売り切れる。雨が降り出した。

ワンセグ画面から目を放すと、空は夕暮れてあっというまに本当の闇夜。
携帯の充電か残り1個になったところで、音楽プレイヤーのラジオ機能を思い出してつけてみると、NHKの安否情報連絡のチャンネルでした。

冷たい部屋の中で聴く、途切れることがない声。
「心配しています、連絡ください。」
「無事だったら電話ください」
      …

そこでいきなり部屋の電気がついた。(ブレーカー落とし忘れてた!)
PCを立ち上げてみると、父親のiphoneからPCmailに連絡が。
「無事で良かったです。もしそちらから家に繋がるようだったら、家のことよろしく。」

実家のみんなが、弟2号の卒業式で学校の体育館にいてよかった。
弟1号の部活打ち上げディズニーシーが昨日でよかった…

冬の夜の地震は、避難する方々も救助する方々も大変だと思う。
どうかご無事で、一日でも早い復旧ができますよう、微力ですが支援したいと思います。






引っ越しのあれやこれやで、一か月ちかくPCを触れんかったのですが、
漸く!! ネット環境整いましてございまする。

微妙に暇すぎて、土鍋で白飯炊いてみたり。
気がつくと書き物したり散歩したり。コタツで寝たり。

ネット断ち(100%ではないけど)すると結構良いもんです。
始終つながっていなくていいし、過去になった自分の文字やヒトの感情に引きずられない。
 
「ひとり」って、意外と楽しい。
来月から2人暮らしになるので、それもまた善き哉。
昨日、少しだけ雪がふった。
風花というのがぴったりな、かすかな白い欠片たち。

まったき地面に降り積もれば、
灰色の世界が白銀に輝きはじめる。

みるみる音を吸い込んで、
聞こえるのは雪が降る静かさだけになる。

庭をみる。
南天の赤さや、月桂樹の濃緑が雪を背負って大きくしなる。

手の温度で曇った硝子に、
ついさっき外に出た妹の字で「雪」と浮き出ている。

しづかにざわめく、昔の雪の日。
また思い出して、一人笑う。


例えば、美しい夕焼け空を見たとき。

そういう震えるほどの感動を、みなさまどうしていますか。

私なら、「綺麗。」と呟いて、しばらく見上げながら立ち尽くしてしまいます。
(一度、教科書のように電柱に激突した・笑)
そして、親しい人と「綺麗だったね…」と伝えあいたい。


やがて来る暗闇と、この世の終りを思う人もいるかもしれない。
キャンバスにその美しさを映しとろうという人や、夕焼け空の音楽を作ろうという人も。
それからどんなスペクトルが作用しているか、解明したいと思う人も。


昔々、田舎のえげつないイジメごっこの標的にされて帰った家路に浮かぶ空を見て、そんなことばかり考えていた。
そうすると、なぜかいろんなことを受け止められる気がしたから。
あんなに酷いことするコも、この空を見て自分と同じようにキレイだと目を奪われながら歩いているのだろうかと思ったら、いつのまにか大丈夫になっていった。

そういう「空」は、果てしなくいっぱいあって、そしてあまりに大きすぎて気づかれない。
それでいいかもしれないと思う、平日と休日の狭間。

「空が綺麗だ」というために、なんて人のやることは沢山あるんだろう。
あ、あけましておめでとうございましたー(遅)

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批評、評論、論評の類。
論じてみせるということは、「論じる」と「みせる」でできている。

論としての正しさはもとより、膨大なる観賞?に堪えられるか。


人は、誰でも批評を重ねてできている。
それは独りよがりの拘りだったり、誰かにとっての寸鉄だったりして。

水茎麗しく美文調を湛えているわけではなくても、
論の対象に向ける思いが強いほど、文章としての迫力は増す。
そこに敬虔な愛があればなおさら情熱の塊となって絆される。
(だって、“時間&自分のオツム具合を晒す”というリスクがあるわけですから)


時には自分のスタンスから対象へ引き寄せられたり。
「宗旨替え」すら、厭わせない「何か」を放つ何物かへ。

つまり、論の正しさや、対象の正当性が先立って存在しているのではない。
それに魅かれる暇人(自分含むw)が、知性を御開帳してまで対象を正当化したなれの果てに、論の正しさや正当性があり得るだけだ。


でも。
論じる、ということしか文字の表現方法はないのだろうか。

私はたまたま(笑)木村さん関係の批評・レビューに触れることが多いです。
その中で、I田冬二氏wというライターさんの文が凄くツボに嵌るのですが、
そりゃーもう、時には「ソネットかよ!」と思うほどに語っちゃってるもの多数。
(見世物のほうに振り切れちゃってる感あり)

だけど、やっぱり目が奪われるのは。
思いの丈を、より工夫を凝らして「面白く」表現できているか。
新しいモノに遭遇したとき、以前の自分の感性含めまるごとの「常識」を批判できるか。

これがなきゃ、ただの活字泥棒っしょ。


評論家は、何も創れない。
その内側に、謙虚な感受性がなければ。

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それから、反対のことをいうようですが。

スマヲタさん(笑)やタックンヲタさん(失笑)で、
評論家ぶった人の評論みたいなものを引用してきて

「ホラ、私たちの〇〇はこんなに凄いのよ!
 それなのに、世間はこんな素晴らしいものに風当たりが強い。
 あぁ、〇〇の悲哀!」

 てな具合のヒステリックな嘆息をお見かけすることがあるんですが。
 マジでやめたほうがいいっすよvと他人事ながら思う。

 「お前、わかってねーなw」な文って、見苦しいだけだから。


いづれの皆さまにおかれましても、よき時が多からんことを!!
突風の影響で、今日の夜空は雲ひとつない。

大宇宙の映画を観たせいか、すうっと爪先が持ち上がるように空を見る。


流れ星が降ってくるのは、天体の必然だ。
地面にめり込んだ跡はいつまでも地球を刻む。

そして、その重力とは反対方向のベクトルで人は彼方へ想いを馳せる。

 届かないからなのか、いつもそこにあるからか。
 ヒトはこれまで縫いとってきた物語と同じだけの星。
 
 いつかその物語がどこかの星にコツンと当たって、地球へ還ってくるかもしれない。
 
 その旅路が幾億光年かかったとして、そのとき地球はどんな姿をしてるんだろ。
 まだ青さを湛えて輝いているんだろうか。

 たまにはこういう夜もあっていいよね(笑)
 
痛い時にはどうしたらいい。

傷は舐めたら治るけど、
痛い心はどうしよう。

傷ついたことに吃驚しているうちに、
どんどん血が滲んでくる。


そう、歩かなきゃいけないんだね。
それなら、
この心ごと抱えていこう。

大げさに足を引きずって。
それでも平気だと嘯いて笑おう。

「大丈夫なの?」と誰かが言う。
心配しないで。
君はそれを口に出しながら、
自分の傷を慰めていればいい。

 甘えるな、人はそうやって生きていくんだから。

-------------
 ぷぷぷ(笑)

 そんな心の痛いところをチクリとやられたMV。
 拙いけれど、それでも遠慮なく曝け出してくるので、こちらも破れそうになる。

  大知正紘「手」MV ( directed by 寒竹ゆり)
  http://www.youtube.com/watch?v=w41OOZRsZRk&feature=fvsr



air pocket

2010年11月15日 memo コメント (4)
ヤベェ。


落ち葉が舞い上がって、唸るような声がする。

くらいそうになる寸前で、その気配は霧散していった。
気づいたら足元は暗闇。

辺りはつかの間の静寂へ。

落ちていかないように、嵌らないように。
自分が踏みしめている処より下へ行ってしまわないように、
既に青暗く、私を呼ぶ先へ向かう。

ひと。

2010年11月13日 memo コメント (4)
年をとった翌日は、たくさーんのひとに祝われているひとの誕生日でした(笑)


色々な素晴らしく素敵なことに満ち溢れた明日が続きますように。
そして、それに目を心を奪われることがいっぱいおこりますように(私に・笑)


人いきれの花見を、対岸からながめているような不思議な気分。

何はともあれ、おめでとうございます。
くれぐれもお気をつけて。

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