その、高貴なるL。
昨日は庭先で収穫しておいたローリエ(月桂樹・笑)の葉がきっちり乾いた記念で、ちょっと贅沢なカレーライス。

弟1号の小学校入学記念で植えた月桂樹は軽々と塀の丈を超えて、ゆるぎなく固く葉を茂らせ枝を伸ばしている。
剪定するときは葉を取るとき以上に枝から強烈な香りがする。
あの硬い枝に剪を入れるのは誰かの骨を断つようでなんだか妙な気持ちになってしまう。


月桂樹といえば、「アポロンとダフネ」の神話(だからかw)やミュシャの「月桂樹」という作品。

日本人てミュシャ好きやな~とぽやぽや思っていたのですが、なんてことはない、この作品とて掛け軸の表装手法"一文字"にインスピレーションを得たものだった…

日本美術に大して造詣が深くなくても成程と思ってしまうのよね…遺伝子にでも記憶として組み込まれてるのだろうか。不思議。

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葉月蓮介さん初お目見え。
あらためて凄い字面だなぁ…
蓮、といえばどうやっても仏教における智慧の慈悲の結実でございます。
名を体であらわすような植物性のヒトではないとおもうけれど…

そして何を隠そう、木村さんの演じたなかで「蓮」を連想したのはかのshitaoさん。
血の池に咲く蓮の花、てな具合に。(あっ、また沸いてきた…)
想像(妄想ともいう)ではキューピットに射抜かれたように脳内麻薬フルパワー☆というよりは愛染明王の化身のようになるのかなぁなんて(笑)

しかし親はぜんたいどんな思いで「レンスケ」なんて付けたんだ(笑)

そして月といえばシリーズ♪
今作は中国語圏から林志玲さんが参戦されるということで、
鄧麗君「月亮代表我的心」
 http://www.youtube.com/watch?v=51xS4yXbryc
 これは「あなた、月をみて」といっているけれど、「月」があなた、なのね。

そして勿論これも。
Ella Fitzgerald 「Blue moon」
 http://www.youtube.com/watch?v=4218R-gBmts

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MAYUKOさま、HTさま

いろんな興味深い映像、機会に乗じて勝手に拝見しております…申し訳ないです♪
当たり前のようになっていますけれど、本当にネットって怖いくらい凄いモノですね…

ただ、お二人が確かに嗅ぎ直しているようなその時の空気や香りは同値には感じることができてないのだろうなぁと、意味不明な悔しさもあり…(とってもおもしろいだけに・笑)

淫靡、退廃、雑多…簡単に形容できない有象無象が自分で居場所をきりひらき、それぞれに光や色を発していることが許されていた瞬間が確かにあって、そして層と層には不思議な流儀があったいう印象。あくまでもイメージ(笑)

経済状況に変化があると時代の気分・空気も面白いくらい大きく変わっていきますね。
いまは「混沌」というコトバがぴったりですが。
私はこれからの時を、おおっぴらに楽しむことができるだろうか…不安の方が大きかったりする今日この頃。

コメント

HT
2010年3月31日16:57

Ella Fitzgerald 「Blue moon」

ありがとうございます。
いいよね~コレ・・・あーーーーまた酔っ払いたくなってきた>アル中か?

美しいもの/人は何十年たっても文句なく人の心を打つのだな~・・・。
40代の自分と20代のkonynonさんの間に、言葉でなく、感覚そのものとして分かち合えるもの、としての<美>がある。
これって実は凄いことのように思ってしまうのですよ・・・。

月桂樹をばちん!と切ったときの匂いを想像してみました。
・・・とってもスパイシーなグリーン香がぶわっと広がるのだろうな。
ドライな月桂樹ってクミンにちょっと似てる・・・。
カレーに入れたら爽やかな辛味になりそうですね。

ミュシャはほんとに浮世絵っぽい。
ウィリアム・モリスもどっか和風だよね。
アールヌーボーというと・・・ガレのガラスも好きな意匠であります☆





konynon
2010年3月31日22:26

>HTさま

今日は風邪気味だったせいか、水炊き鍋に入れた日本酒でキちゃってます♪
ふと「BLUE MOON」というカクテルを思い出しました。
「できない相談」「ありえないこと」を含ませる、不思議な色を発するカクテル。
雰囲気だけで酔ってしまいそうな夜にはおあつらえ向きの一杯ですね♪

>言葉でなく、感覚そのものとして分かち合えるもの、としての<美>がある。

ほんとうに。
そういうことができていると思えるだけで、とても幸運で素晴らしいことなのだと思います。
フツウに暮らしていてもほとんど奇跡的なこと、なんて言いすぎでしょうか(笑)

月桂樹の枝を切るときは、ものすごく生々しい香りがします。
なんかイケナイことしてるような気分になりますが、バチバチ切っちゃいます(笑)